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持続性神経痛

神経性疼痛(ニューロパシー性疼痛)とは

神経性疼痛(ニューロパシー性疼痛)とは、神経線維や中枢神経そのものの損傷や障害によって神経伝達体系に器質的な異常が生じる病気で、「発作性神経痛」と「持続性神経痛」とに大別されます。三叉神経痛や舌咽神経痛をはじめとする発作性神経痛では、瞬間的に電気が走るような激しい痛みにおそわれるもののわずか数秒、長くとも数分で痛みは消えてなくなります。しかし帯状疱疹後神経痛や視床痛、糖尿病性神経障害などの持続性神経痛の場合は、まるで熱湯をかけられたようなヒリヒリ・ジンジンする灼熱痛やズキズキする痛みが絶え間なく続きます。つまり持続性神経痛とは、慢性的に続く難治性の疼痛(ずきずきとうずくような痛み)であるといえます。

前項まで述べてきたように、口腔を含む顎顔面領域には様々なタイプの痛みが発生し、その原因もまた多岐にわたる一方で、原因不明の痛みが非常に多く存在するという特徴があります。また、顎顔面領域に生じる痛みの90%が歯に原因がある「歯原性疼痛」とされ、次いで多いのが「顎関節症」(咀嚼筋に問題のあるケースが7%、顎関節に問題のあるケースが2%)、そして残りの1%が神経に原因がある「神経因性疼痛」と精神的・心理的要素の関与が強いとされる「心因性疼痛」となっています。

従って、神経性疼痛(神経因性疼痛)は顎顔面領域に発生する痛みのうち、数値の上ではわずか1%を占めるに留まりますが、実際の日々の診療においては決して珍しいケースではなく、当院ではむしろよく見られる病気です。それはすなわち、神経性疼痛の症状が本当に深刻でかつ治療が難しい、いわゆる難治性の疾患であることを意味しているといえるでしょう。

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