性器に淋菌が感染している場合、多くのケースで咽頭粘膜にも淋菌の感染が認められます。咽頭粘膜には症状がはっきりと現れない場合が多く、気付かないまま他者に淋菌を移す事態が生じやすくなります。咽頭粘膜に現れる症状には発赤、疼痛、腫脹、微熱、咽喉頭異常感症があります。
淋菌の検査ではまず粘膜を綿棒でぬぐったり、うがいした水を採取したりして検体を採取し、検体を顕微鏡で観察して淋菌の有無を調べます。また、PCR法、SDA法、TMA法など核酸増殖法により淋菌遺伝子の存在を確認します。
治療法は抗生物質のロセフィン(一般名:セフトリアキソン)の点滴静注を3日間行います。