ところで歯科心身症には様々な症状がありますが、中でも噛み合わせの異常感(咬合異常感)や口腔異常感症、非定型顔面痛(非定型歯痛を含む)、舌痛症、口腔内セネストパチーなどが比較的多く見られます。これらの病気に対しては、歯科治療を重ねても効果がないため一度治療を中断し、患者様のお話をよく聞いたうえで理解することが何より肝心です。また、必要であれば抗不安薬や抗うつ剤を服用し、脳内のセロトニン神経やノルアドレナリン神経、ドーパミン神経の情報伝達機能を促進させます。このように、脳内の神経回路を正常化することで症状が改善する場合があります。
心療歯科で取扱う病気について
心理療法 2024年10月05日