大学に入った1981年の教養の授業で心理学を選択しました。読唇術のようなものを想像していたのですが、最初から最後まで心理実験の講義でした。当時は心理実験と脳科学(この言葉はなく、大脳生理学)を結び付けた研究は少なかったのではないかと思います。少なくとも私の記憶では講師が脳に言及されたことはなかったと思います。
大学のクラブの同期の学生が心理学?を専攻し、大学院では大脳生理学を専攻しました。サルに電極を差し込んで脳波を調べていたようです。彼の足跡から想像すると、その頃にはすでに心理実験を脳科学を用いて分析されていたのかと思います。機能的磁気共鳴映像法(fMRI)が登場したのは1990年頃です。
修士課程を修了した彼はしばらく浪人し、医学部に入り直しました。