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どんな人がかかりやすいの?

口腔内科 2016年01月30日

口腔ガンを引き起こすリスク・ファクターとして最も重要なものは喫煙で、喫煙者は非喫煙者より口腔ガンでの死亡率が約4倍高いといわれています。ま た、パイプや葉巻の煙による熱が粘膜を刺激することによってガンになりやすいと考えられることから、パイプや葉巻は紙巻きタバコよりもリスクが高いとされ ています。さらに、日本ではあまり見かけませんが、嗅ぎタバコや噛みタバコも口腔ガンの危険因子として重要視されています。その他の原因としては飲酒、口 腔清掃状態の不良、虫歯や壊れた義歯、かぶせ物などによる慢性化した機械的刺激、熱い食べ物や辛い刺激物、また栄養不良やウイルスも指摘されています。特 に、これらのリスク・ファクターが重なるとダブル、トリプル、マルチとなって危険性が高まるため、注意が必要です。
また、最も口腔ガンにかかりやすいタイプは、50歳以上の男性で飲酒時にタバコを吸う習慣を持つ人です。飲酒時のタバコは、タバコに含まれる発がん性物質がアルコールで溶かされて口腔粘膜に作用するため、よりリスクが高いとされています。

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