喘息やアトピー性皮膚炎は代表的な心身症であり、アレルギー疾患です。九州大学心療内科の朝野泰成先生の講義で示された心身医学的な診療ステップは以下の通りです。これは慢性疼痛、口腔異常感症、咬合異常感症、噛みしめ呑気症候群でも同様だと思います。
第1段階 患者―医師関係の確立
診断的面接で病態仮説を立てる
身体面の検査と治療
治療への動機づけ
第2段階 リラクセーション
ストレスマネージメント
リラクセーション(マインドフルネス、自律訓練法、漸進的筋弛緩法)
簡易精神療法
第3段階 心身相関の理解の促進
対人関係や対処行動
ストレスに対する認知
行動分析
第4段階 適用様式の習得
認知再構成
対人関係スキル、生活スキルの修正
自己にふさわしい適用様式の習得