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インプラント

治療法 2021年10月13日

周囲の歯に対して義歯のように金具を引っかけたり、ブリッジのように削ったりすると、結局周囲の歯にも問題が生じてしまうことが少なくありません。これに対してインプラントは周囲の歯に負担をかけることがなく、噛む力(咬合力)を分担することによってむしろ周囲の歯を守ることができます。また、義歯と比較して一般的によく噛めるようになります。インプラントは各パーツの大きさや形が規格化されていてなおかつ用途に応じて多種揃っています。このため、ブリッジと比較して精密で理想的な形態の歯をかぶせることができます。
インプラントはこのようにメリットに富んだ治療法なのですが、多くの欠点も抱えています。歯がなくなったために骨(歯槽骨)がやせてしまい、インプラントを植える(埋入する)ことができない場合があります。やせた骨を元のような大きさに戻す「骨造成術」といった手術法もありますが、やせた骨に移植する骨や人工骨が必要であり、熟練した手術の能力も必要です。
インプラント埋入する手術に耐えられないような持病があれば、インプラントの治療が受けられません。手術の後は顔が腫れたり痛んだりもします。治療の期間も数ヶ月から1年以上かかり、保険適用外のため高額な治療費も必要です。

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