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オトガイ形成術後に唇が閉じにくくなりました

メール相談 2025年01月29日

質問1

私は大学病院で顎変形症による両顎手術を行い、その後下顎のプレート除去時にオトガイ形成(中抜き、前進)を受けたのですが、このオトガイ形成後口が凄く閉じづらくなってしまいました。

下唇がどんなに頑張っても少ししか持ち上げられず、術前はそれ程酷くなかった顎先の梅干しシワも悪化し、涎も垂れてきて私生活にも支障が出てきています。術後10ヶ月経過しており、トレーニングなどもしていますが一向に良くなりません。大学病院の主治医に相談しても原因が分からないから治療は出来ないと言われ、調べても私のようになった人がいない為困っています。原因や治療法等あれば教えていただけると幸いです。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

側貌を改善させるため、オトガイ形成術によりオトガイ部の骨を前方に出したようですね。この手術により唇を閉じる作用をするオトガイ筋や下唇下制筋、口輪筋の動きに変化が生じ筋肉の柔軟性が損なわれた結果、口が閉じにくくなっていると推察します。

解決策としては唇を閉じる筋肉を強化し、筋肉の柔軟性を高める必要があります。まずは現在のトレーニング方法を見直すことをお勧めします。

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