虫歯の部分と虫歯でない部分を判別するには、歯の硬さや色の違いを観察しますが、残念ながら人間の感覚だけでは不正確と言わざるを得ないのが実情です。より精度が高く信頼できる方法は、検査液を用いる「カリエス・チェック」です。
「カリエス・チェック」とは、虫歯の取り残しと削りすぎを防ぐ虫歯検知液です。虫歯菌に感染している象牙質の第1層(外層)のみが染色され、第2層(内層)や虫歯でない正常層では色が変化しないため、赤く染まった部分だけを残さず削り取ることにより、確実に虫歯を取り除くことができます。また、染色された第1層(外層)には知覚神経がないため、虫歯の無痛修復も可能です。