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コスモスシステム

診察法・検査法 2013年10月04日
従来の義歯では、正確な型を作って材料である樹脂を流し入れても、固まるまでの間に収縮して合わなくなり、何度も調整する必要がありました。
そこで、この 弱点を克服したのがコスモスシステムで す。この方法では樹脂を流し込む石膏型の粘膜面(義歯の裏側の歯肉に接触する部分)の温度が全体に98度に温められ ているため、注入時に粘膜面一面が同時に固まり始めます。つまり、直接歯肉に当たる義歯の粘膜面を先に固まらせる方法により、収縮時に生じる誤差をなくす のです。また、他の部分は後から収縮分を補填できるように、もう少し低温(約55度)に設定されています。
 
このように、コスモスシステムによって精密に作られた義歯には、以下のような数々のメリットがあります。

 

  1. 歯茎にピッタリとフィットするため他の歯に引っかけて固定する必要がなく、金属のバネ(クラスプ) のないすっきりとした義歯が出来上がります。
  2. 唾液の量により吸着に差が生じるため、通常の「ピッタリフィット」型の他に、唾液の少ない方のたに 「ソフトフィット」型が用意されています。
  3. 根元側の歯が細くなっている部分に入り込まないように作られるため、残存する歯への負担が少なく済みます。そのため、歯周病によってグラグラしている歯でも負担をかけずに支えることができます。

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