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シェーグレン症候群の進行

学会・研究会 2021年06月25日

私が診察しているシェーグレン症候群の患者さんではほとんど見られませんが、シェーグレン症候群の進行に伴って多様な検査所見や症状、病態が生じてきます。抗ガンマグロブリン血症やリンパ球減少がみられることがありますが、私の診療ではそのような検査結果が出てきたことはほとんどありません。
耳下腺腫脹を経験することもありますが、これはドライマウスによって耳下腺導管に細菌が入りやすくなり、逆行性の耳下腺炎が生じることと、自己免疫反応によって非感染性に耳下腺が炎症を起こすことの両方の場合があります。
薬剤アレルギーも見られるようですが、シェーグレン症候群が薬剤アレルギーとどう関係しているのかはわかりません。
間質性肺炎、サルコイドーシス、自己免疫性肝炎など、合併症はさまざまですが、リンパ上皮性病変があると要注意です。悪性リンパ腫に進行する可能性があるからです。幸いなことに今のところ口唇腺組織像にリンパ上皮性病変が現れた経験はありません。
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/kogen/patient/disease/disease03.html

シェーグレン症候群の進行

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