口腔内の乾燥を意味し、唾液の分泌量の低下や性状の変化によって生じる病気です。ドライマウスの特徴は数多くの原因が複合的に絡み合って発症するだけでなく、ドライマウスそのものが他の二次的な病気を引き起こす誘因となりやすいことです。たとえば虫歯や歯周病、口腔カンジダ症や味覚異常などは、ドライマウスが原因となって起こりやすい病気であるといえます。また高齢者では口腔内の不快感や口臭だけでなく、摂食・嚥下機能の低下から誤嚥性肺炎や上部消化器の障害の原因ともなるため、十分な注意が必要です。したがって、ドライマウスの診断は口の中だけでなく全身の症状を詳しく診察したうえで、原因を特定するための検査を行うことになります。
ドライマウスとは
治療法 2021年12月25日