虫歯予防に対する4番目の取り組みは、虫歯に強い歯と体質を作り上げることです。ご承知の通り、歯の強さ・丈夫さには個人差があります。あまり歯みがきをせず歯垢がたまったままであっても、どんなに砂糖を摂ったとしても、虫歯が全くできない人がいます。その一方で、いわゆるエナメル質形成不全や象牙質形成不全などにより歯に弱点を抱える人がいます。これらの症状を持つ歯は結晶構造に乱れがあるため、虫歯菌の出す酸によって簡単に溶かされてしまい、虫歯になりやすいのです。