フレイルに関してはフリード博士のCHS基準が定められ、エビデンスが蓄積されるようになりました。CHS基準では体重減少、握力低下、歩行速度の低下、疲労度、身体活動量の低下の5項目中で3項目以上が当てはまればフレイルと判定できます。
病気の診断には血液検査や画像検査、病理組織検査など専門的な検査が必要なものもありますが、CHS基準は症状(表現型)を調べるだけで判定できる簡単で使いやすい方法です。
多剤服用やMultimorbirity(多疾患罹患状態)にはエビデンスが乏しく、利用できるガイドラインもほとんどありません。竹屋泰先生はMultimorbirityについても表現型など、判定基準として使えそうなものを探している最中です。
https://www.sawai.co.jp/csr/efforts/community/iryou/images/img_inokokoro-cap275.jpg