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ホワイトニングって何?

治療法 2022年06月01日

ホワイトニングは、歯を削らずに歯の着色を化学的に分解することによって白くする治療法で、1989年にアメリカで実用化されました。わが国では2001年にホームホワイトニング剤が認可を受けて以来、大きな注目を集めています。

ホワイトニングは、年齢とともに付着した汚れや着色を取り除き、歯本来の白さと美しさを取り戻すためには理想的な治療法であるといえるでしょう。何より薬剤を使用して化学的に漂白するため、歯を削る必要のないことが最大のメリットであるといえます。ただし、ホワイトニングの施術が可能なのは天然歯のみで、入れ歯や差し歯、あるいはセラミックなどをかぶせた歯には効果がなく、適用外となります。

ホワイトニングの方法には歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、歯科医師の指導のもと自宅で行う「ホームホワイトニング」の2種類がありますが、他にはそれらを併用して行う「デュアルホワイトニング」があります。

一般的に、オフィスホワイトニングは歯科医師や歯科衛生士が高濃度の過酸化水素入りのホワイトニング剤を用いて行う治療法で、1回の治療時間は1~1.5時間、通院回数は1~6回、短期間での効果が期待できますが歯の奥の方まで白くすることは難しいとされています。一方、ホームホワイトニングは10%程度の濃度が低い過酸化水素から作られたホワイトニング剤を使用し、時間をかけてじっくりと確実に歯を漂白する方法です。カウンセリングと検査で1回、トレーの受け取りと説明で1回の計2回の通院で、その後は自宅で1日2~6時間の治療を2~4週間行います。従って、効果があらわれるまでに時間はかかりますが、歯の奥までの高い漂白効果が期待できるといえます。

いずれの場合にも、十分なカウンセリングによってあなたの現状を把握したうえで希望をよく聞き、最適な結果を出してくれる歯科医師を探すことが大切です。

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