意味がないとわかっていてもやめられない行動を強迫行為、意味がないとわかっていても頭から離れない考えを強迫観念と言いますが、実際に行動しなくても頭の中で行う強迫行為もあります。それがメンタルチェッキングです。これは電気を消したか、鍵を閉めたか、などと直前の行為を頭の中で何度も確認する行為です。このようなメンタルチェッキングが繰り返されるのは確認強迫の場合です。
強迫性障害に対する行動療法ではメンタルチェッキングに対して反応妨害法を用います。反応妨害法は通常何らかの行動をしたくてもしないように我慢することですが、メンタルチェッキングの場合は頭の中の思考を否定するような思考をあえてします。