オープンダイヤローグにリフレクティングを組み合わせたデモンストレーションが披露されました。リフレクティングとは次のようなものです。
患者とセラピスト(Aチーム)との会話を黙って聞いている控えのセラピスト(Bチーム)がいます。途中でAチームの会話をストップし、BチームがそれまでのAチームの会話について会話します。患者はその間黙って聞いています。しばらくBチームの会話が進むとストップし、Aチームがその会話について会話します。
リフレクティングのよい点は文脈に風を通すことができることです。Aチームだけでは会話が堂々巡りしたり暗礁に乗り上げたりしても、Bチームが会話することで新しい展開の呼び水となります。他のチームの会話を聞いた患者やセラピストにいろいろな気付きの機械が与えられるからです。