眼神経、上顎神経、下顎神経と三叉神経は3本の枝に分かれて顔面・頭部に分布しています。口腔を含めて顔面・頭部で感知した感覚は橋の外側にある三叉神経節(半月神経節、ガッセル神経節)に伝わります。ここから感覚の違いによって二つの経路に分かれて信号が伝わり、その信号は視床で合流し、最終的には大脳皮質に到達します。
三叉神経説に入った触覚刺激は橋の三叉神経主知覚核に入って上行し、視床へと伝わります。温度核と痛覚は下行して延髄から上位頚髄にある三叉神経脊髄路核に入り、反転して上行し、視床に入ります。延髄に病変があると、温度覚や痛覚は障害されますtが、触覚は影響されません。