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三叉神経痛

学会・研究会 2018年11月05日

風邪(ふうじゃ)が表(衛分)を犯すと寒気が生じて熱が出ます。これが「風寒」で風邪やインフルエンザの初期症状です。経絡弁証では背中は陽、お腹はであり、風寒は背中側の首筋から入って寒気がします。お腹側の口から風邪が入ることもあり、その場合は寒気がしてのどが痛くなります。首筋からの風邪には葛根湯を、のどからの風邪には藿香正気散を用います。暖かい地方の風邪やウイルス感染症では風邪(ふうじゃ)に侵されても寒気がありません。これは「風熱」で清営湯や犀角地黄湯といった温病に対する方剤を用います。
風邪が血分に入ると三叉神経痛や顔面神経麻痺、顔面チックが生じます。三叉神経痛に対しては葛根湯と小青龍湯を合わせて用います。顔面神経麻痺、顔面チックに対しては葛根湯と芍薬甘草湯を合わせて用います。

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