4月の研究会の『中医弁証 常見病典型案例評析』の抄読は、慢性気管支炎の2例目でした。慢性気管支炎は臓腑でいうと「肺」の病気です。1例目は「肺」の問題に加えて「脾」の問題も合わせて対応する必要がありました。今回生2例目では「肺」「脾」に加えて「肝」の問題にも対応が必要でした。
痰濁に加えて表寒がある場合は小青竜湯を用います。
痰濁の問題が大きい場合は五子定喘湯+麻杏甘石湯去石膏加黄芩を用います。
痰濁が化熱している場合は桑白皮、魚腥草、連翹などの清熱瀉肺の生薬を加えます。
五子定喘湯
蘇子 白芥子 莱菔子 葶藶子 杏仁