11月の「症例で学ぶ中医学講座」は「肝の弁証」でした。肝は疏泄を主り、蔵血を主り、筋膜を主ります。また、肝は目に開竅し、魂を蔵します。 特に印象に残ったのは疏泄に関するくだりでした。疏泄の不及で肝気鬱結、肝鬱血瘀が生じ、疏泄の大過で肝火上炎、肝気上逆が生じます。疏泄が過剰でも不足でも実の症状が現れるのが不思議なところです。