コロナ禍の数年間Web開催が続いていた「大阪・兵庫CBTを学ぶ会」が昨年から再開されていたのですが、毎回大阪大学歯学部同窓会ホームページ委員会とかち合って参加できないでいました。7月のCBTを学ぶ会はホームページ委員会と重なっていなかったため、ようやく参加できました。
この日の事例はパニック症でした。パニック症は動悸やめまい、息苦しさなどの身体症状が生じますが、多くの場合に広場恐怖という心理的問題が見られます。今回の事例では広場恐怖をターゲットとして認知行動療法が施されました。具体的には予期不安、破局的思考、回避・安全行動に対して不安階層表を作成し、暴露療法(一部暴露反応妨害法)が実施されました。
動機やめまいに対しては内部感覚暴露という方法もあるようです。走ってドキドキさせてみるとか、ぐるぐると回ってめまいを起こしてみるといった方法です。
「パニック症は動機への解釈の病である」