少しの手間で「虫歯知らず」の丈夫な歯に!仕上げ磨き
小さな子どもが歯を磨くという行為は、いわば自立への第一歩といえます。ですからスプーンを持って食事ができるようになったら、ぜひ歯ブラシを持たせてあげましょう。その際には保護者が最初から最後まで磨いてしまうのではなく、できるだけ子どもが自力で磨けるようリードしてあげましょう。
大切なことは、お子様が歯磨きの習慣を身につけることです。そのためには周りの大人が見守る中で、自分の手を使ってお口をきれいにするトレーニングを行うことが必要です。もちろん、子どもの手で完璧な歯磨きなど望めませんし、歯垢(プラーク)を取り除くのも無理でしょう。そこでお父様お母様のご登場です!お子様が頑張って磨いた自己流のブラッシングの、最後の仕上げをしてあげてください。
たとえば、こんな方法はどうでしょう。食事をした後、お子様の目の前でまずはあなたご自身が真剣に歯磨きをするのです。無心に歯を磨き上げる姿を見て、きっとお子様は関心を寄せることでしょう。そこが狙い目です。ご自身のお口を開けて見せながら、「今歯を磨いたけれど、奥の方は磨くにくいからちょっと手伝ってくれない?」と歯ブラシを渡して磨いてもらうのです。その後で「奥歯まで自分で磨くのは難しいよね。だから最後は磨いてあげるね。」という具合にもっていきます。
いかがでしょうか。もちろん他の方法でも構いません。ご家庭の数だけ、仕上げ磨きの工夫があることでしょう。上手にできるテクニックがあれば、ぜひ紹介してくださいね。