過敏性腸症候群(IBS)に対する認知行動療法が紹介されています。以下の6段階の手順で進めていきます。
1.心理教育と症状のモニタリング
2.注意トレーニング
3.認知再構成
4.現実暴露
5.内部感覚暴露
6.再発予防
現実暴露とはIBS症状を維持させる要因となる安全行動や安全信号を中止させ、不安と向き合うようにすることです。これに対して内部感覚暴露とは腸に刺激を加えてお腹の不快感や痛みを引き起こし、その状況を患者に直面させることです。現実暴露では行動や思考を、内部感覚暴露では身体感覚を取り扱うことになります。