慢性的な痛みを抱える患者さんの行動変容をもたらすための面接法に動機づけ面接があります。動機づけ面接を行う上で、いくつか大事な点があるようです。
共感
患者さん自身が感じている痛みそのものを感覚として感じ取ることはできません。痛みに伴って生じている困りごとに対して共感することができます。
現状維持発言に寄り添う
今の状態を変えたいとは思っても変えることに対する恐れや煩わしさがあります。否定せずに、そのことについて聞いていきます。
行動変容に向かう言葉を抽出する
変えたい、決断したいという気持ちが会話の中から飛び出すことがあります。その機会を機敏にとらえるようにします。
情報提供の許可を求める
助言や感想、情報提供を伝えるときには、患者さんにそれに対する心の準備ができているかどうか尋ねるようにします。