池邊教授が関与している疫学調査であるSONIC studyの研究成果です。居住地域、経済状態、飲酒、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、肥満といった要因は、心疾患や脳卒中につながる動脈硬化と無関係でした。関連があったのは咬合支持、最大歯周ポケットの深さ、性別、喫煙歴、糖尿病の5つでした。噛み合わせと歯周病の対策で、死につながる疾患を予防できる余地があります。
Tada, Sayaka, et al. “Relationship between atherosclerosis and occlusal support of natural teeth with mediating effect of atheroprotective nutrients: From the SONIC study.” PloS one 12.8 (2017): e0182563.
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0182563