医療者と患者さんとのやり取りや医療者と患者さんの家族とのやり取りを医療コミュニケーションといいます。傾聴や共感、インフォームドコンセントなど、さまざまな要素があります。医療コミュニケーションを実習する研修プログラムもいろいろあります。
私が大学病院口腔外科で診療を始めた頃は、医局の方針として患者さんに癌告知をしないようにしていました。そのため、患者さん自身が癌だとわかっていても医療者に対してがんという言葉を口にしないように控えているようでした。癌が進行して死期を迎えても、癌については何も言わず、亡くなっていきました。このような不自然な状況はなくなり、その後は癌告知されるようになりました。
癌告知は医療者にとって大変な仕事です。このような悪い知らせを患者さんに伝えるやり方にSHAREプロトコールというものもあります。
Supportive environment
支持的な環境
How to deliver the bad news
悪い知らせの伝え方
Additional information
付加的な情報
Reassurance and Emotional support
安心感と情緒的サポート