口の中にできるガンの多くは粘膜の表面に発生します。舌ガンや歯肉ガン、口唇ガン、頬粘膜ガン、口蓋ガン、口底ガンです。見た目は形や色が不規則な隆起であったり、潰瘍であったりします。中には粘膜の表面はほとんど変化せずに、粘膜が硬くなって、しこりができるものもあります。ガンの初期のものは隆起や潰瘍ができずに白くなったり赤くなったりしているだけのものもあります。病理組織学的には多くが扁平上皮ガンです。