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口臭ってどんなもの?

口臭 2018年02月13日

口臭には、大きく分けて生理的口臭と病的口臭があります。まず、生理的口臭とは朝起きた時や緊張した時、空腹時、また女性に特有のものや老人特有の加齢臭も含まれます。次に、虫歯や歯周病、また、鼻やのどの病気、食道・気管・肺の病気、尿毒症、肝硬変などが主な原因となる病的口臭があります。便秘・消化不良・腸内ガスの発生・胃潰瘍・腸炎・胃炎などの消化器系疾患、肩や筋肉の凝り、低血糖症、肥満や疲労、さらに精神不安定などもまた病的口臭の原因とされています。
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また、生理的口臭でも病的口臭でもない、「自臭症」という深刻な悩みを抱える方もたくさんいます。自臭症とは、家族や友人など周囲は誰も気付かないにもかかわらず、本人は自分の口臭がとても気になり、不安で仕方がない状況に陥ってしまうものです。医療機関で検査を受けても特にこれといった原因が見つかるわけでもなく、単なる思い込みや気のせいとして処理されるため、本人はますます悩みを深めてしまうのです。しかしながら、この状態を放置しておくと、口臭ノイローゼや対人恐怖症へと進んでしまう可能性があるため、早期に口臭外来を受診する必要があります。
ところで、食習慣は最も身近な口臭の原因となるものです。例えば、食後のニオイ対策としてコーヒーやタバコを愛飲する人がいますが、むしろ新たな口臭を呼ぶ可能性があるため、注意が必要です。また、緑茶を大量に飲むとかえって口が乾く場合があるため、水分補給には水がお勧めです。
このように、口臭には常識のウソがつきものです。他にも、虫歯や歯石のケア、水分補給の方法、食事の内容、また精神的ストレスへの対応なども口臭の発生に関わるとされています。したがって、現在口臭を気にしている、あるいは周りの第三者からニオウと指摘されている方は、ぜひ専門の口臭外来を受診して正しい検査を行いましょう。

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