ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

周術期口腔機能管理

診察法・検査法 2014年12月25日

手術、抗ガン剤、放射線治療による全身状態の悪化を口腔ケアにより軽減させることができます。
食道ガンの手術は肺を横に寄せて食道を切除します。その悪影響で術後に肺炎が生じやすいのですが、術前から口腔ケアを行いことにより、そのリスクを軽減させることができます。

全身麻酔の際に気管内にチューブを挿入して麻酔ガスを肺に送り込みます。期間内にチューブを入れた悪影響で、全身麻酔後は誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。術前に口腔ケアをしておくと誤嚥性肺炎の発症率を低下させることができます。
抗ガン剤や放射線治療により、高い頻度で難治性の口腔粘膜炎が生じます。口腔ケアを継続することにより、口腔粘膜炎の重症化を食い止めることができます。
寝たきりや認知症になると嚥下機能が低下し、誤嚥性肺炎が生じやすくなります。口腔ケアにより誤嚥性肺炎の発症率を低下させることができます。

ページの一番上へ