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唾液検査

診察法・検査法 2016年11月24日
当院の唾液検査で測定する項目は安静時分泌量、刺激時分泌量、安静時pH、刺激時pH、緩衝能力、白濁度、黄濁度、沈殿度、沈殿度、沈殿率、官能検査の計11項目です。安静時唾液とは自然に出てくる唾液を指し、3分間出てきた唾液を溜めて量やpHを測定します。刺激時唾液とはものを噛んだ時に出てくる唾液のことで、5分間テスト用のガムを噛み、出てきた唾液を溜めておいて調べます。
 
唾液pHの測定には、チェックバフという唾液専用のpHメーターを使います。細長いチェックバフの一端に計測用の受け皿があり、そこにスポイトで採取した唾液を滴下するとすぐにpHが数値で表示される仕組みです。
 
緩衝能力とは唾液の重要な働きのひとつで、酸性やアルカリ性のものを中性に変える能力をいいます。この緩衝能力を測るために唾液に試験薬を加えますが、これは単なる乳酸溶液です。乳酸液は酸性ですが、唾液の力で中性に近付くため乳酸酸を中性にする能力の強度を見ることにより、緩衝能力をはかることができるのです。実際には、唾液に試験薬を混ぜて5分経った時点で、pHをチェックバフで測定します。
 

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