ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

多角的鎮痛法

学会・研究会 2021年06月10日

山田圭先生(久留米大学整形外科)が「薬物・心理療法を知ろう!」とのタイトルで講演されました。多角的鎮痛法は異なる部位に異なる作用機序で痛みを抑えることで、鎮痛効果を増強させ、副作用を軽減させることを狙います。異なる作用レベルとは、大脳皮質レベル、脊髄レベル、末梢レベルを指します。脊髄レベルとは下降抑制系が働く脊髄後角を指しますが、口腔顔面では三叉神経の半月神経節(ガッセル神経節)に相当します。
大脳皮質レベル
薬物療法
オピオイド、抗うつ薬、α2アゴニスト
半月神経節レベル
薬物療法
局所麻酔薬、オピオイド、抗うつ薬、抗てんかん薬、NMDA阻害薬、α2アゴニスト
インターベンショナル治療
ガッセル神経節ブロック
末梢レベル
薬物療法
局所麻酔薬、オピオイド、NSAID、NMDA阻害薬、アセトアミノフェン、抗てんかん薬
インターベンショナル治療
末梢神経ブロック
http://research.kurume-u.ac.jp/data.php?scode=40895632871944

多角的鎮痛法

ページの一番上へ