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大きな種子を持つイネ科植物の分布

論文・記事 2022年08月02日

世界中のほとんどの地域の主食となっているイネ科植物の野生種がどのように分布していたかを調べた研究です。
 
西アジア、ヨーロッパ、北アフリカ 33
 
東アジア              6
 
サハラ以南のアフリカ        4
 
アメリカ大陸           11
 
北オーストラリア          2
 
南アジアや北アジア、南オーストラリアには栽培可能なイネ科植物の野生種が存在しなかったようです。そのため、北アジアや南オーストラリアでは農耕社会が長く出現しませんでした。南アジアは地中海地方や東アジアからイネ科の栽培種が伝搬したため、インダス文明などが生まれました。
 
西アジア、ヨーロッパ、北アフリカの33種のうち、地中海地方に32種が分布し、残りの1種はイギリスに分布していました。地中海地方に最初の文明が誕生した大きな理由となりました。

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