職場で仕事や人間関係がうまくいかない人々の中には診断されていない発達障害の人が混じっているようです。発達障害の診断には幼少時から症状があったかどうかを確認する必要があるのですが、大人の場合は幼少期の状況がわからないために診断できない場合もあるそうです。
大人の発達障害は職場の周囲の人間にも少なからず影響を与えます。職場ではなくて家族の場合にはカサンドラ症候群という病気が生じることがあります。これは大人のアスペルガー症候群(発達障害の一種)の配偶者などに悪影響が出て、精神的な不調や症状、身体的な不調や症状が現れることです。
大人の発達障害者には法的な支援があります。発達障碍者支援法という法律で、2018年に改正されています。この法律では就学支援、就労支援、職場での支援が用意されています。発達障害者支援センターも各都道府県などに設置されています。