虫歯の治療の際に、虫歯を削ってできた穴にレジンという化学合成したプラスチックを詰めて治します。天然のプラスチックというものがあり、食品や錠剤のコーティング剤として普通に使われていることを知りました。 このプラスチックは「シュラック」といい、ラックカイガラムシが分泌するもので、この虫はシュラックによって体を守っています。キシリトールガムもシュラックでコーティンングされています。 シュラックは「紫鉱」「花没薬」という生薬ともなっていて、抗炎症剤として用いられていました。