大人の摂食障害ではBMIを用いてその状態を評価しますが、子どもの場合は肥満度判定曲線を用います。いつ頃から問題が生じたのかを把握するのには成長曲線が便利です。
大人の摂食障害では神経性やせ症(拒食症)が比較的多いのですが、子どもの摂食障害では神経性やせ症と同じ程度に回避・制限性食物摂取症(ARFID)が見られるそうです。ARFIDはやせたいといった理由ではなく食べることを嫌がる病気です。なぜ嫌がるかは人それぞれで、味やにおい、見た目が嫌であったり、耐えた後に嘔吐した経験があって食べられなくなったりといった理由があります。