CBTケースキャンプを主催されてきた西川公平先生の発表です。PTSD、関係フレーム付け、夫婦間の不和の問題が絡み合ったケースですが、一つひとつ見事に解決されていました。この話の前半部分はゲスな短期療法の症例として以前に聞いたことがあったのですが、面接の全経過は長期に渡るものでした。
面接中に自死した家族がこの世に戻ってきたらどのように語るかという場面が出てきました。西川先生は「カンカンノウ」と名付けていたのですが、参加者の誰もその意味が分かりませんでした。これは江戸時代に中国から伝わり庶民に広がった「看々踊」のことで、落語の「ラクダ」で死んだラクダが「カンカンノウ」を踊らさられるそうです。
刺激等価性と関係フレーム理論
家族の自死を経験すると、他の人に対しても同じように自死の可能性が頭に浮かんでしまうようになってしまうということです。
http://cbtcenter.jp/room/counseler/counseler002.php