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小建中湯が効く理由

学会・研究会 2018年12月25日

中医学の世界では「中」は消化器官、おなかのことを指します。建中湯とはおなかを立て直す薬の意味で、小建中湯が胃腸炎、腹痛、胃腸虚弱、下痢、便秘、ヘルニアの薬というわけです。
中医学ではおなか、消化器官は「脾」に属します。「五臓理論」では「脾」は「肺」を助けるとされ、これを「相生」といいます。「肺」は肺や気管、鼻などの呼吸器、皮膚、大腸が含まれます。小建中湯で「脾」を助ければ「肺」の病気である風邪、気管支喘息、花粉症、鼻出血、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹がよくなるわけです。

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