相談: (54歳 女性)
歯の異常な感覚に10年近く悩まされています。症状としては左側の上の歯が前後左右伸びてくる感じです。心療内科で自律神経失調症による異常な感覚ですと言われましたけど自律神経の薬を飲んでますけど全然効果ありません。後、何年間苦しみ続くのでしょうか?歯科医に行っても異常なしと言われています。
回答:口腔内科 樋口均也
歯科の診察により歯が伸びてきているわけではないと判明したにもかかわらず、その感覚が消えないということですね。このような病気を「口腔セネストパチー」といいます。
口腔セネストパチーは治りにくい病気ですが、抗神経痛薬や抗けいれん薬、抗うつ薬が効果を発揮する場合があります。ただし、全く効かない場合もあります。まずは投薬治療について心療内科で相談されることをお勧めします。