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幼少時の体験

学会・研究会 2021年04月13日

伊達久先生の考えでは慢性疼痛は幼少時の体験からかなり悪い影響を受けているとのことです。過活動
小さな頃にのんびりすることを許されなかった。てきぱきと行動しないと「自分には価値がない」という考えを刷り込まれた。学業や運動の成績が悪いと親に怒られた。いつも一生懸命努力するようになった。じっとしていると、幼少期の虐待やいじめの記憶がよみがえってくるので、いつも忙しくしている。
過剰適応
親のしつけが厳しく、なんでも「はい」といって言いつけを守るようにし、気に入られようとした。虐待やいじめを耐え抜くために、どのような理不尽なことでもこなすように努力した。
失感情症
厳しいしつけ、虐待、いじめを体験し、感情を押し殺すようになった。そのうち、自分の感情が自分でもわからなくなったり、人にうまく伝えられないようになったりした。
痛みの破局化
「痛みのことばかり考えてしまう」「実際よりも痛みを深刻にとらえてしまう」「痛みをどうすることもできないと考えてしまう」といった破局化という正しくない思考様式があります。このような思考様式は幼少時のつらい経験によって形成されやすくなります。
自己主張障害
支配的な親の言いなりになって、言いたいことが言えなくなったり、切れて攻撃的な物言いをしたりします。
同胞葛藤
親から差別されることで、不公平感を持ち続けたり、自己効力感が低下したりします。
愛着障害
親にかまってもらえなかったり、過干渉であったりすると、長じて人間関係に悩みやすくなります。人と交わることが怖くなったり、自分ひとりでいたくなったりして、良好な人間関係が作れません。

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