声が出る最初の段階は肺から出た呼気が声門を通過する際に声門が閉じ、声門が細かく振動することです。この振動により音が発生し、口腔や鼻腔で修飾されてさまざまな音に変化します。
声門の閉じ方が不十分だと声門の振動が弱くなります。その結果、声が小さくなり、嗄れ声となります。これを失声といいます。失政の原因には多分に心理的なものがあり、そのような場合に心因性失声といいます。心因性失声に対してカラオケ療法で改善した例が多数あるそうです。
声門閉鎖不全で誤嚥が発生し、肺炎発症のリスクとなります。加齢による声門閉鎖不全に対してもカラオケ療法は有効です。よく話すこと。顎を引いて飲食することも肺炎予防につながります。