思慮過度、失血、脾虚、熱をいった原因で血の化源不足が生じ、心が血の栄養を受けられない状態を心血虚といいます。感情がよくないことが続くと陰血が消耗するともいえます。症状として、めまい、動悸、不眠、健忘が生じます。 代表方剤は四物湯であり、生薬としては竜眼肉、五味子、夜交藤、酸素仁、拍子仁、丹参を用います。