厚生労働省の慢性疼痛診療システム普及・人材養成モデル事業の一環として開催された「第4回慢性疼痛診療講演会」を受講しました。講師は二階堂 琢也先生(福島県立医科大学医学部整形外科学講座准教授)で、講演の中では福島県立医大で長く取り組まれている「慢性腰痛におけるリエゾンアプローチ」についての説明もありました。
この取り組みは慢性疼痛患者に対して提供される3週間の入院プログラムです。整形外科医、精神科医、理学療法士がリエゾンして、薬剤の調整、認知行動療法、運動療法、各種検査が実施されます。検査の中には脳機能検査(脳MRI、SPECT、脳波、知能検査)も含まれています。退院後も外来でフォローされます。