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抜髄後・抜歯後に起こる異常痛の現状

学会・研究会 2022年06月09日

講師の福田謙一先生の所属は東京歯科大学口腔健康科学講座 障害者歯科・口腔顔面痛研究室と同大学水道橋病院スペシャルニーズ歯科・ペインクリニック科口腔顔面痛みセンターです。福田先生の説を紹介します。

抜髄後の神経障害性疼痛の発症機序
 抜髄が必要な歯に副根管が存在することがある
 抜髄後に副根管の歯髄の残髄炎が生じる
 残髄炎が持続し末梢性感作が生じる
 軸索反射により歯の周囲の粘膜にアロディニアやハイパーアルゲジアが生じる
 神経障害性疼痛が完成する(有痛性三叉神経ニューロパチー)

痛覚変調性疼痛が合併する機序
 神経障害性疼痛に中枢感作が生じる
 痛覚変調性疼痛が合併する

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