大阪大学歯学部の先輩で、大阪大学歯学部第二口腔外科の先輩でもあり、松阪市民病院で一緒に診療していたこともある黒井満先生が著書を出されました。『脳神経学的視点からの摂食・嚥下障害の捉え方』というタイトルで、摂食・嚥下障害に関与する多職種に向けて平易に書かれています。これまでばらばらに覚えていた知識が摂食・嚥下障害に関してまとまったのが大きな収穫です。
摂食・嚥下障害に関与する中枢機構
前頭連合野
頭頂葉
後頭葉一次視覚野
側頭連合野
大脳皮質一次連合野
小脳
視床
脳幹網様体(線条体、淡蒼球、黒質)
中脳、橋、延髄
摂食・嚥下障害に関与する末梢神経
三叉神経
顔面神経
舌咽神経
迷走神経
舌下神経
(第1頚髄)