脳血管障害の後遺症で摂食や嚥下の機能が低下すると普通の食事ができなくなります。無理に食べさせようとすると誤嚥して食物が気管に入り、誤嚥性肺炎を起こしてしまいます。そのために、流動食に変更したり、胃婁からの栄養摂取に変更したりします。 リハビリによって摂食嚥下機能が回復してくると普通色が食べられるようになりますが、その切り替えの時期に大丈夫かどうか、判断に迷うことになります。佐々生先生が取り組んでいるのは、嚥下内視鏡を鼻から挿入して摂食嚥下の様子をモニターすることです。頸部の嚥下音の聴診も併用しています。 大阪大学歯学部がかかわったNPOである摂食介護支援プロジェクトでは摂食嚥下障害治療の支援を行っています。
http://npo-dhp.org/