神経性やせ症に対しては入院管理下でダイエットを強制的に中止させ、中心静脈栄養でBMIを改善させます。2017年のNICEガイドラインでは神経性やせ症に対しても神経性過食症に対してもFBT(家族をベースとする治療)が第一選択となり、外来での治療となりました。
FBTにより身体の状態が改善した後にパーソナリティー障害や不安障害、発達障害に対する治療も必要な場合が多いようです。7~8割の摂食障害患者にパーソナリティー障害が合併していて、中でも強迫性パーソナリティー障害と回避性パーソナリティー障害が多いようです。