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新木本塾 ZOOM研究会

学会・研究会 2021年07月29日
5月の研究会では、『傷寒論』の少陰病、尹国有『中医弁治』の感冒、板坂和雄先生と大口尚基先生の症例検討を行いました。板坂和雄先生の2症例目は入眠困難が主訴でした。陰陽不調和による睡眠相交代症候群と考えて柴胡桂枝湯などを処方したところ、早期に症状が消失しました。
大口尚基先生の1症例目は椎間板ヘルニア術後から続く尿失禁と便秘です。水腎症による尿閉、残尿から尿資金が生じ、膀胱直腸障害から便秘が生じていました。強度の脾気虚が原因と考えられ、黄耆建中湯や補中益気湯の内服で改善しました。便秘に対しては麻子仁丸です。尿閉症状に対しては猪苓湯が基本で、膀胱湿熱があれば茵蔯五苓散、痰湿があれば半夏厚朴湯、寒湿があれば附子が必要です。
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