ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

木本塾

学会・研究会 2021年05月20日

2月の木本塾で症例検討、『傷寒論』『験案精選』の本読みをWEB上でしました。毎回症例を提示される山本篤志先生は、30代男性の空咳に対して4年以上苦戦されていました。今までに試された処方は以下の通りです。
清肺湯
麦門冬湯
芍薬甘草湯
二陳湯
半夏厚朴湯
六君子湯
四逆散
桂枝加竜骨牡蛎湯
加味逍遙散
滋陰四宝湯
神秘湯
麻黄附子細辛湯
竹筎温胆湯
半夏瀉心湯
抑肝散加陳皮半夏
これ以上どうしてよいのか、さっぱり見当がつきません。木本先生の推測では、当初は火鬱が生じて肺中鬱熱となり、空咳が生じたのだろうということです。症状が長引くことで津液が消耗し、燥邪が内盛している状態だということです。方剤は四物桔梗湯がよいのではないかということでした。
木本塾

ページの一番上へ