ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

根分岐部病変の診査法

診察法・検査法 2021年07月12日

根分岐部病変の診査法としてはエックス線検査と歯周ポケット測定(プロービング)があります。
分岐部のプロービング状態
エックス線写真で根分岐部の歯槽骨吸収の状態を視覚的に確認することができます。上顎大臼歯の頬側分岐部や下顎大臼歯では有効な方法ですが、上顎大臼歯の近心や遠心の分岐部病変では骨吸収の状態を確認するのが角度的に困難です。
ポケット・プローブを用いた歯周ポケット測定では根分岐部の歯周ポケットの深さやプロービング時の歯肉出血の有無を測定します。これにより、歯槽骨の吸収の程度や現時点における病態の活動性を知ることができます。さらにファーケイション・プローブという専用の器具を用いることで水平的な骨吸収の程度を調べることができます。

ページの一番上へ